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美味しんぼで印象深かった話〜その①〜

雑談

美味しんぼ第11巻より「魚の醍醐味」

海外への移住を控えた夫婦が「日本での思い出に、海原雄山が絶賛したフグの白子を食べたい」とそのお店に食事にくるのが物語の始まりです。

 

残念ながらその時はフグの白子が取れない状況で、代用品でその味を知ってもらうことになるのですが、その代用品をテーマに海原雄山と山岡士郎が対決するストーリー。

 

そこで山岡士郎が用意したのはタラの白子。(モノとしては最上級品)

その様を海原雄山は酷評します!

「最上の芸術を語るには、同じく最上の芸術をもってせねばならない。」「例えばモーツアルトを語るにはルノアールをもってせねばならない。(モーツアルトの優秀な弟子で語ってはいけない)」

 

代用品としてタラの白子を食べさせたことは、フグの白子の味をタラの白子まで貶めたことになる。

と、そんな主張だったと思います。

【本物を語ることは、本物でしかできない。】

これはなかなかに物事の核心をついているなぁと思い、よく覚えている話です。

 

ワインで考えてみると、ロマネ・コンティよりもラ・ターシュの方が手に入りにくかったりするので、芸術と市場価値の考え方にもつながってくるお話でした。