- 協同組合「カンティーナ・トッロ」による箱ワイン
「えっ、協同組合のワインなの?」
「普通の独立ワイナリーの方が、しっかりこだわりが反映された良いワインができるんじゃないの?」そんな風に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ワインに関しては、協同組合の品質を侮ってはいけません!
ヨーロッパのワイン生産国の多くには、多数の協同組合が存在しています。多いところでは数百軒ほどのブドウ栽培農家が共同出資しており、その組合のブラントとしてワインを造っています。共同で農機具や醸造設備を購入するため、コストが抑えられ、高品質なワインを低価格で販売できるのです。
また、通常の独立したワイナリーに比べ、年によるブドウの良し悪しにむらがなく、安定した品質を提供できるというメリットもあります。
こちらの協同組合は、組合員の栽培農家が「良いブドウを作ろう」という高い意識をもっており、醸造家も高いレベルのプロを厳選。品質の低いブドウには安い価格をつけるというルールを徹底しています。
そうした高いモチベーションやが、結果として独立ワイナリーにも負けないような美味しいワインにつながるのです。
- 契約農家なんと1000軒以上
「カンティーナ・トッロ」は、1960年に40の栽培農家が集まって設立され、1962年に醸造をスタートしました。
協会があるトッロ村は、南イタリアの太陽とアドリア海の温暖な風、アペニン山脈の冷涼な風が寒暖差を生み出す、ブドウ栽培にとって最高の条件がそろった場所です。
現在、契約農家はなんと1000軒を超え、栽培面積3000ヘクタール以上という世界有数の大規模ワイナリーの一つになりました。
栽培されたブドウのうち、質の高い30%のブドウだけを使用してボトリングしています。
また、二酸化炭素の排出削減や汚染水処理など、生活環境への配慮も大切にしています。醸造時は、ブドウ本来の味わいを楽しめるよう、すべてステンレスタンクを使用しています。
- イタリアで1位!ヨーロッパで1位!数々の受賞歴!
「Mundus Vini 2010」でヨーロッパ年間最優秀ワイナリー受賞。
スローフード協会が発行したワイン品評紙でも、そのクオリティはトップレベルの評価を得ています。
- 平均樹齢20年以上のブドウを使用
土壌は、粘土と石灰岩が混ざり合った畑で、平均樹齢20年以上の樹から収穫しています。
ブドウ品種はモンテプルチアーノ種を使用しており、ブラックベリー・カシスを煮詰めたような濃厚で甘い香りと、凝縮感が特徴。
タンニン・酸・果実味のバランスが非常によく、飲みこんだ後は黒糖のような余韻が口の中に広がります。イタリアワインとしては酸が尖っていないので、酸が立ちすぎたワインが苦手な方にもお楽しみいただけるかと思います。
【豆知識】
イタリアのトスカーナ州には「モンテプルチアーノ」という地名があります。しかし、そこで造られる「ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ」で使用されているブドウ品種はモンテプルチアーノではなく「サンジョヴェーゼ」です。引っ掛け問題としてよく出題されますのでお気を付けください。- 商品詳細
名称(原語):Cantina Tollo/Valle d’Oro Rosso Terre di Chieti
ヴィンテージ:NV(ノン・ヴィンテージ)
地区:イタリア アブルッツォ
タイプ:赤 ミディアム〜フルボディ
ぶどう品種:モンテプルチアーノ100%
アルコール度数:13%
容量:3,000ml
箱サイズ(cm):幅19×奥行き10.5×高さ22.5 (0.5cm単位、端数は切り上げ)
その他:リュットレゾネ農法(減農薬)
※ワイン名と生産者名を、より詳細な表記に訂正しました。
商品は同じ物です。
旧表記 モンテプルチアーノ ロッソ【byトッロ】
ヴァッレ・ドーロ ロッソ テッレ・ディ・キエーティ
【byカンティーナ・トッロ】
¥3,200(税込)