- 140年以上、5世代にわたって家族経営
キンタ・ド・モンタルト(Quinta do Montalto)は首都リスボア(リスボン)から約100km北のファティマ地方エストゥレマドゥーラ(Estremadura)にあります。 19世紀後半にゴメス・ペレイラ家が取得してから140年以上、5世代にわたって家族経営でワインを造ってきました。
ブドウ畑、オリーブ畑、果樹園、森林に囲まれる全体で約50ヘクタール(東京ディズニーランドと同等)の広大な土地を所有しており、モザイク模様の壮大な景観を形成しています。 そのうちブドウ園は16ha(東京ドーム3つ分以上)の広さがあり、優れた日光に恵まれた石灰質粘土土壌の斜面にブドウが植えられています。
多くのコンクールで受賞歴があり、直近では、AWC2019(ウィーン・インターナショナル・ワインチャレンジ2019)で3つのメダルを獲得しています。
- ビーガン協会に登録されています
1997年以降、ECOCERT-PORTUGALの有機農法ルールに従って、化学肥料、除草剤、殺虫剤、殺菌剤、他の合成化学物質は一切使用せず、環境への配慮がなされています。
英国に本部を置く協会である「The Vegan Society」にも登録されています。
「The Vegan Society」は、1944年に創設された、世界でもっとも古い歴史を持つヴィーガン協会です。創設者のドナルドワトソン氏とワトソン氏の奥さんが、べジタリアンで乳製品を食べない食習慣のことを、べジタリアンの最初と最後のアルファベットを取って、ビーガンと命名したのがこの言葉の由来です。
- ポルトガルは固有品種だらけ
キンタドモンタルトには、さまざまなブドウ品種が植えられていますが、黒ブドウはアラゴネス、白ブドウはフェルナンピレスが代表的です。
ポルトガルには地ブドウと言われる固有品種が豊富で、それぞれ古くからある地元の名前で呼ばれています。
商品の分かりやすさ、販売のしやすさから、人気のある国際品種(シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンなど)の生産に重きを置いている他のワイン生産国では珍しいことです。
ポルトガルワインに精通されている方以外には中々耳馴染みのないブドウ品種かもしれませんので、特徴をお知らせします。
アラゴネスの特徴スペインではテンプラニーリョと呼ばれるこの黒ぶどうは、ポルトガルではアラゴネスまたは、ティンタ・ロリスと呼ばれています。(ベイラス地方のダンや、トラズ・オス・モンテス地方のドウロでティンタ・ロリスと呼ばれます。)
近年、リバテージョ地方、テージョ地方、リスボン地方でも多く生産されるようになりました。
様々なスタイルのワインを生むぶどうのため、味わいの特徴をまとめるのがなかなか難しいぶどうの一つです。酸は適度にあり、タンニンも滑らかながら量はたっぷり。繊細で華やかな香りと、スパイシーで力強さを持ち合わせた品種だと言われます。
テンプラニーリョの語源は、「早熟な」を意味するスペイン語から来ていると言われ、同じエリアでもその他の品種より早く熟します。
テンプラニーリョ(アラゴネス)は、強く、生産性が高く、多様な気候や土壌への順応性に優れていますが、本来は、暑く、乾いた気候と、砂質、粘土石灰土壌を好む品種です。
トゥーリガ・ナショナルとトゥーリガ・フランカとのブレンドが典型的ですが、アレンテージョ地方では、トリカデイラとアリカンテ・ブーシェなどとブレンドされます。
フィラス・ティントはアラゴネスとトリカデイラのブレンドです。
フェルナン・ピレスの特徴フェルナン・ピレスは別名マリア・ゴメスとも呼ばれます。
ポルトガルで最も栽培量の多い品種の一つで、特にテージョ地方、リスボン地方、バイラーダ地方で多くみられます。
非常にアロマティックなのが特徴。レモン、ライムの爽やかな香り、バラを思わせるエレガンス、みかん、オレンジなども感じられる場合もあります。
早飲みタイプにフレッシュなワインに使われることが多いです。また、単一でもブレンドでも使われ、スパークリングワインの原酒を作ったり、甘口ワインも作られます。用途が多様なのも特徴の一つです。
フィラス・ブランコはフェルナン・ピレスを使ったブレンドワインです。
霜に敏感な品種なため、温かい気候に向いており、ポルトガル以外では、南アフリカやオーストラリアで栽培されています。肥沃な土壌を好み、収量の高い品種です。
- スポルティング・リスボン
サッカー好きな方ならピンと来るかも知れません。
リスボンには、ポルトガル3強の一角とされるサッカークラブ「スポルティング・リスボン」があります。
元日本代表の田中順也選手が2014-2016に在籍し、20試合出場5ゴールの結果を残しました!
2015年にこんな珍しいニュースが話題になりました!
「スポルティング・リスボン」は正式名称じゃない!
クラブ公式ツイッターで訴え!スポルティングの正式名称は「スポルティング・クラブ・デ・ポルトガル」。
略称は「スポルティングCP」もしくは「スポルティング」だ!しかしながら、地元のファンですら「スポルティング・リスボン」と呼ぶ人々も多く、多くの反響が届いていたとか。
そんなこだわりの強いリスボン!
ワインにもこだわります!!- 商品詳細
名称(原語):Quinta do Montalto/Filas Branco 3000ml Bag in Box
ヴィンテージ:NV(ノン・ヴィンテージ)
地区:ポルトガル ファティマ地方
タイプ:白辛口 ミディアムボディ
ブドウ品種:フェルナンピレス、アリント、ラボ・デ・オヴェーリア
アルコール度数:12%
容量:3,000ml
箱サイズ(cm):幅18×奥行き10×高さ21.5 (0.5cm単位、端数は切り上げ)
その他:オーガニック認証:SHC(SOHISCERT)、EU・欧州委員会、ECOCERT(エコセール)
フィラス ブランコ
【byキンタ ド モンタルト】
¥4,180(税込)