- 1860年からテロワールを徹底調査
生産者のディ・ジョヴァンナは1860年からアグリジェント県のサンブーカ・ディ・シチリアで、オーガニックワインとエキストラバージンオリーブオイルを生産する家族経営の会社です。5世代に渡り受け継がれてきた100hrの土地には、56hrのぶどう園、13hrのオリーブ園、森、そして小麦畑などが広がっています。
シチリアに最も古くから続くワイン造りに情熱を注ぐぶどう栽培家であるディ・ジョヴァンナは、設立当初よりミクロクリマ(局所気候)、品種、テロワールを徹底調査し、新たな品種の栽培とワインの醸造を試みてきました。近年では、フランス・ボルドー大学教授で有名な醸造コンサルタントであるドゥニ・デュブルデュー氏と共に、新しい醸造方式に取り組み、各国の品評会で高評価を得ています。
先代アウレリオ・ディ・ジョバンア氏と夫人バルバーラ氏によって引き上げられた品質は、現在はその息子であるグンター氏とクラウス氏に引き継がれ一層の品質向上が図られています。
収穫量を落とし、手摘みで収穫を行うなど、EUが定める厳正な認定基準が設けられたAgricolutura Biologica認証やイタリア最大規模の認証「スオーロ・エ・サルーテ」も取得し、旨みの詰まったぶどうからこだわりの有機ワインを造り出しています。
- 5つのすごいブドウ園
所有する5つのブドウ園は、シチリア島西部テレ・シカーネにある、コンテッサ・エンテリーナとサンブーカ・ディ・シチリアと呼ばれる小さなDOC(統制原産地呼称)の中にあります。
コンテッサ・エンテリーナ
標高350mから480mの山腹には、ミッチーナ、ジェルビーノ、ならびにパラディソの3つのブドウ園がひろがります。凝灰岩、石灰岩及び粘土質が混ざり合った土壌です。
サンブーカ・ディ・シチリア
より標高が高くシチリアで最も標高の高い畑の一つです。
標高650mから900mを超える山腹に、ワインセラーを囲みサン・ジャコモとフィウミネッロの2つのブドウ園が見渡せます。深さのある小石の多い土壌で、上層は石灰質、一部色の濃い粘土を含み、植物性成分が豊富です。
実はこの高標高で冷涼かつ日照量の多い環境を求めて、ドンナフガータやプラネタなどの有名ワイナリーもこの地区に畑を所有しています。- 力強いよシチリア
地ぶどうのネロダヴォラで造る濃厚ワイン。丁寧に手摘みしたぶどうを温度管理されたステンレステンクで発酵。半分はタンクで、もう半分をフレンチオークの樽で6ヶ月熟成を行います。
液体は赤紫色。野生のベリーやプラムの香り。濃厚なチョコレートチェリーやプラムの風味に続いて、ほのかなトーストとスパイスの風味が漂います。活き活きとした果実味を残しながらも深いコクと複雑味のある味わいに仕上がっています。シルクのようにになめらかなタンニン(渋味)が心地よく、長く続く余韻にシチリアの力強さを感じます。
「ヴァスカ・ディチョット」は18番のタンクで造られたという意味です。
- クックルクー
イタリアワインは料理の味を引き立たせる飲み物という考え方も強いので、美味しい食事と一緒だともっと楽しくなれると思います!
せっかくなので、簡単にできるシチリアの家庭料理「クックルクー」をご紹介します。
クックルクーは鶏の鳴き声が語源で、卵を使うのでこの名前がついたようです。簡単なので、ワインのおつまみに最高です!
~作り方~
フライパンにオリーブオイルを大さじ1杯、みじん切りにしたニンニク一片を加え弱火で炒めます。
ニンニクの香りが立ってきたら中火にし、粗みじん切りにした玉ねぎ1/2を投入します。
しんなりしてきたら、ホールトマト1缶を入れて潰しながら火を通します。
色味がオレンジがかってきたら塩こしょう少々で味を整え、溶き卵1こ分を入れ、弱火ですばやくかき混ぜたら完成です。
そのままでも美味しいですが、シチリア流にバケットを浸しながら召し上がって下さい!
- 商品詳細
名称(原語):Di Giovanna/V.18 Vasca Diciotto Nero d’Avola Vino Rosso 3000ml Bag in Box
ヴィンテージ:2016
地区:イタリア シチリア
タイプ:赤 ミディアム〜フルボディ
ブドウ品種:ネロ・ダヴォラ100%
アルコール度数:14%
容量:3,000ml
箱サイズ(cm):幅20×奥行き8.5×高さ26 (0.5cm単位、端数は切り上げ)
その他:オーガニック認証:EU・欧州委員会
V.18(ヴァスカ ディチョット)
【byディ ジョヴァンナ】
¥5,230(税込)