- 畑の向こうに地中海が見えます!
ドメーヌ・アザンは、南フランス・ラングドック地方の中心都市モンペリエから南西15㎞ピクプール・ド・ピネというエリアにあります。
海からわずか6キロしか離れておらず、地中海からの潮の香りをたっぷり含んだ海風が心地よく吹きつける場所です。畑の向こうには地中海が見え、空の色と繋がり紺碧の世界を作り出します。そこで光を浴びたブドウがきらきら輝く、そんな自然色一杯のドメーヌです。
- 1985年からビオロジック栽培
1985年からビオロジック栽培に取り組んできたオリヴィエと妻フロリアンヌは少しずつ栽培面積を増やしました。
幸運なことにさらさらと乾燥した気候と、風による防虫効果も手伝ってごく自然に化学物質を使わない農業ができていると言います。
「昔はリンゴ農家でした。知っていますか?りんごってとてもたくさん農薬を使わないといけないんです。その現実といつも闘っていました。農薬を使わない農業を考えリンゴではなくブドウに転換したんですよ」
今は自分たちのワインから自家製マール(ブドウのしぼりかすで造る蒸留酒)を作り1年間寝かせることで肥料にし(しぼりかすの方でしょうか)、それをすき込むことで豊かな土を育てるまでになりました。
- ピクプール・ド・ピネは白ワインだけ
ピクプール・ド・ピネは、ラングドックの中では珍しく白ワインだけ格付けされているエリアです。
ややこしいのですが、エリア名にあるピクプールは、同時にブドウ品種の名前でもあります。
フレッシュ感があり、はっきりと感じるシャープな酸味が特徴で、僅かなミネラル感と心地良い苦味の余韻を残します。
ピクプール・ド・ピネの砂を含んだ石灰質の土壌ととても相性がよく、ドメーヌ・アザンでも毎年少しずつその栽培面積の割合を増やしているそうです。キレイなグリーンと美しいフォルムが特徴のボトル。
- ラングドックの格付け
ワイン法に則ってフランスワインはこのように格付けされます。
ラングドックの格付けについてブログで詳しく解説しました。
興味あればぜひ見てみて下さい!
ラングドックの格付けで最上位のA.O.P.に属するのがA.O.C.ラングドックです。
さらにその中で特に優れた地区に、グラン・クリュ・デュ・ラングドックとグラン・ヴァン・デュ・ラングドックというものがあります。
2018年の資料ですが、最高位のグラン・クリュ・デュ・ラングドックは5地区あり、ミネルヴォワ・ラ・リヴィニエールやコルビエール・ブートナックなど。
それに次ぐグラン・ヴァン・デュ・ラングドックが27地区あり、ピクプール・ド・ピネはここに含まれます!
その他有名なのがミネルヴォワやコルビエール、サンシニアンなど。
このほか現在選定中の地区があり、いまも成長し続けています。
- 敢えてのヴァン・ド・フランス
「Vin de Franceヴァン・ド・フランス」は近年制定された新しい格付けです。
フランスの複数地域で収穫されたブドウを使用できる、より自由度の高い格付けです!
ドメーヌ・アザンでは、「A.O.P.」「I.G.P.」「Vin de France」、全てのカテゴリーからワインをリリースしています。
「ヴァン・ド・フランス」としてリリースされるスピリット・オブ・ネイチャーは、トップカテゴリーの醸造技術を用いながら、フランス複数ブドウ産地の利を活かした驚きのコストパフォーマンスを誇るワインです!
有機栽培ブドウを収穫後に除梗、ステンレ スタンクで28日間醸し、15℃で20日間発酵、18℃で6ヶ月間熟成しています。
洋梨の甘く芳醇な香りが一番手。パイナップルやマスカットのトロピカル要素、レモンティやジャスミン系の爽やかハーブが続き、微かな磯の香りやカルシウムといったミネラルが骨格を作ります。
ワイン単体でもスルスル飲めるのですが、昆布の出汁によく合いますし、鯛のお刺身なんかにも良いです。
和食と一緒だともっと幸せな気分になれますよ!
- 商品詳細
名称(原語):Domaine AZAN Spirit of Nature
ヴィンテージ:2017
地区:フランス ラングドック
タイプ:白 ドライ
ブドウ品種:グルナッシュブラン40%、ソーヴィニヨンブラン30%、ミュスカ20%、シャルドネ10%(平均25年)
アルコール度数:12.5%
容量:3,000ml
箱サイズ(cm):幅13.5×奥行き13.5×高さ22.5 (0.5cm単位、端数は切り上げ)
その他:ビオロジック栽培 オーガニック認証:ECOCERT(エコセール)
スピリット オブ ネイチャー
【byドメーヌ アザン】
¥4,356(税込)